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ピンクダイヤモンドの魅力 ピンクダイヤモンドの評価基準
ピンクダイヤモンドの色味は、豊かなバリエーションがあります。
パープルがかったピンクから赤に近いようなピンク、鮮やかなピンクやほんのり桜色の落ち着いたピンク色まで。
これらのピンクダイヤモンドは、色の種類と濃さで評価されます。
通常のダイヤモンドはカラーをD(無色)-Z(薄い黄色)で評価しますが、
Zカラーを超えた一定以上の色の明るさ・濃さを持っているピンクダイヤモンドを「ファンシーピンク」と呼びます。
色の種類(分け方)は、
PINK | ピンク | 通常のピンク |
PURPLISH PINK | パープリッシュピンク | 紫がかったピンク |
BROWNISH PINK | ブラウニッシュピンク | 茶色がかったピンク |
ORANGISH PINK | オレンジッシュピンク | オレンジがかったピンク |
と、表わされそれぞれについて濃さの等級を評価します。
濃さの等級は、上級から順に
- Fancy Vivid(ファンシーヴィヴィッド)
- Fancy Intense(ファンシーインテンス)
- Fancy Deep(ファンシーディープ)
- Fancy Dark(ファンシーダーク)
- Fancy(ファンシー)
- Fancy Light(ファンシーライト)
となります。
色の種類が4、濃さの等級が6種類あります。
これらの組み合わせでピンクダイヤモンドのグレードが示されます。
Fancy Vivid PURPLISH PINK
(ファンシーヴィヴィッド パープリッシュピンク)
の様に表します。
ファンシー(Fancy)以上のピンクダイヤモンドがおすすめです。
ピンクダイヤモンドの魅力 なぜピンク色なのか?
本来は無色であるはずのダイヤモンドがなぜピンク色になるのかは、
はっきりと解明はされていません。
オーストラリアの先住民族アボリジニの言い伝えによると、
その昔、バラマンディという魚がアボリジニの女達が捕らえようとして仕掛けた網から逃れ、跳ね上がった瞬間にうろこが剥がれ落ちました。
そのうろこが、アーガイルの多彩なダイヤモンドになった、と言われています。
その神秘的なストーリーも、ピンクダイヤモンドの魅力を高める理由のひとつです。
実際は、まだはっきりとはわかっていないのですが、ダイヤモンドの結晶にある格子欠陥(こうしけっかん)のためと言われています。
ダイヤモンドは、炭素原子が正四面体上に規則正しく並んだ結晶でできています。
しかし、天然でできるものですから、自然の色々な条件のもとで結晶に歪みや炭素原子の抜け、他の原子との入れ替わりなどがあり完璧な結晶にはなりません。
この結晶構造のひずみにより、ある波長の光が吸収・反射されて人間の目に入り、それがピンク色に見えているということです。
ピンク色に見える光の波長が吸収・反射するように、たまたま結晶がひずんだのです。どれだけ稀少なのかが伺えます。
ピンクダイヤモンドの魅力 アーガイル鉱山のピンクダイヤモンド
1981年に見つかり、1983年に鉱山の操業が開始されたオーストラリア・アーガイル鉱山は、ピンクダイヤモンドの安定した供給(産出)を確保できたので、そのため存在が一般的に広く知られるようになり人気が一気に高まりました。
アーガイル鉱山は、世界のピンクダイヤモンド産出量の90%以上を占めており、ピンクダイヤモンドがまとまって産出される鉱山としては、世界唯一の存在です。
また、アーガイル鉱山のピンクダイヤモンドは、アフリカ産、インド産のピンクダイヤモンドよりは色が濃く、インテンス・ヴィヴィッド・ディープなどの鮮やかな色彩のものが多く産出されます。
とはいえ、アーガイル鉱山で産出されるピンクダイヤモンドの割合も、その鉱山の年間産出量のうちのわずか0.1%未満ですので、その希少価値はさがることはありません。
しかも1カラット以上の大きさのものは、世界中でも年間数十個ほどしか産出されない状態なので、
ピンクダイヤモンドは、世界中の投資家やジュエラー、セレブや王族などに常に高い人気をほこり、
オークションで買いあさるコレクターもいるほどです。
アーガイル鉱山に代わるほどの鉱山はいまだ見つかっていませんし、アーガイル鉱山から供給できるのは残りわずか10年ほどと予測されているため、
今後ピンクダイヤモンドの希少価値はますます高まることになるでしょう。
ピンクダイヤモンドの魅力
ホワイトダイヤモンドの年間の産出量に対し、ピンクダイヤモンドはわずか0.1%しかありません。
ピンクダイヤモンドは、世界でもごく数か所の鉱山でしか発見されていません。
指輪の取扱について
変形に注意
それほど大きな力がかかっていないように感じても、角度によってはとても大きな力が指輪にかかることがあります。
自転車のブレーキを握った時、ビールケースを持ち上げた時など思わぬ時に大きな力がかかって変形することもあります。
重いものを持ったりするときなどは少し気をつけて、指輪が当たらないようにしましょう。
また、指輪のサイズが指に合っていないと変形する可能性が高くなります。
サイズが大きすぎると、何かの拍子に抜けてしまい紛失することもありますので、指輪のサイズはきちんと合わせましょう。
日常のお手入れについて
素材によらず、指輪のお手入れには柔らかい布(メガネ拭きなど)で乾拭きされるのが一番です。
(注意!)
- 銀磨き用のクロスは使用しないでください。
- 銀磨き用のクロスは研磨剤がついているので、これで指輪を拭くと表面が薄く削られてしまいます。
- 表面加工が取れてしまったり、傷がついてしまいます。
- ダイヤモンドがついている指輪は中性洗剤で洗っても大丈夫ですが、それ以外の宝石がついている指輪は注意してください。
- 宝石によっては、中性洗剤やぬるま湯がダメなものもあります。
- メガネ店などによく置いてある超音波洗浄器は、指輪についている宝石によっては割れてしまうことがあります。
- また、振動で爪が緩んで宝石が外れることもあります。
- 使用されるときは、充分注意してください。
指輪のサイズの測り方 サイズが合わなくなったら
婚約指輪も結婚指輪も、サイズが合わなくなった指輪を着け続けると
変形や紛失することにつながりますので注意しましょう。
サイズがきつくなった場合は、そのまま着け続けると抜けなくなり
ひどくなると指輪を切断しなくてはいけなくなるかもしれません。
サイズがゆるくなれば、余計な力が掛かって変形したり、
気が付かないうちに外れてしまい紛失するかもしれません。
サイズが合わなくなったら、スグに購入したショップへ持っていきましょう。
その際には、キチンとサイズを測り直して、費用がいくら掛かるかを確認しましょう。
結婚指輪の場合は、指輪を切ることは縁を切ることにつながると言われているため、
サイズ直しではなく、指輪を交換することになる場合もあります。
購入したショップでよく確認をしてください。
指輪のサイズの測り方 サイズの測り方
指輪のサイズは、専用のリングゲージを使って測ります。
リングの幅やデザインによりサイズが変わる場合があります。
通販で購入するときなぢ、ご自分でサイズを測る場合には注意してください。
幅の広いリングでは指にあたる面積が広くなるのでサイズがきつく感じられます。
ゲージよりも幅が広いリングを選ばれるときは、少し(ゲージでは)緩めのサイズを選ぶと良いでしょう。
逆にゲージよりも細いリングの場合は、少しきつめが良いでしょう。
また、最近良く出ている内側を丸くした(内甲丸)リングだと、指に当たる面積が少なくなっているので同じサイズの平打(内側が平たい)のリングよりもゆるく感じます。
季節によりサイズが変わることもあります。 体質にもよりますが、指がむくみやすい人であれば1日の中でも朝と夜ではサイズが変わってくることがあります。
ショップで購入する場合は、スタッフからそのあたりのアドバイスがあると思われますが、ご自分でサイズを測る場合は、時間を空けて何度か測ってみると良いでしょう。
指輪のサイズの測り方 指輪のサイズ
指輪のサイズは号数で表されます。
(JCS規格と呼ばれています)
一番小さいサイズが1号サイズで
リング内側の直径が約13mm、
リングの内径(1周の長さ)が約40.8mmで、
1号大きくなると直径が約0.3~0.4mm、
内径が約0.9~1.1mm
大きくなります。
リングのサイス号数表(JCS規格)
号数 | 内径 | 直径 |
---|---|---|
1号 | 40.8mm | 13.0mm |
2号 | 41.9mm | 13.4mm |
3号 | 42.9mm | 13.7mm |
4号 | 44.0mm | 14.0mm |
5号 | 45.0mm | 14.4mm |
6号 | 46.1mm | 14.7mm |
7号 | 47.1mm | 15.0mm |
8号 | 48.2mm | 15.4mm |
9号 | 49.2mm | 15.7mm |
10号 | 50.3mm | 16.0mm |
11号 | 51.3mm | 16.4mm |
12号 | 52.4mm | 16.7mm |
13号 | 53.4mm | 17.0mm |
14号 | 54.5mm | 17.4mm |
15号 | 55.5mm | 17.7mm |
号数 | 内径 | 直径 |
---|---|---|
16号 | 56.5mm | 18.0mm |
17号 | 57.6mm | 18.4mm |
18号 | 58.6mm | 18.7mm |
19号 | 59.7mm | 19.0mm |
20号 | 60.7mm | 19.4mm |
21号 | 61.8mm | 19.7mm |
22号 | 62.8mm | 20.0mm |
23号 | 63.9mm | 20.4mm |
24号 | 64.9mm | 20.7mm |
25号 | 66.0mm | 21.0mm |
26号 | 67.0mm | 21.4mm |
27号 | 68.0mm | 21.7mm |
28号 | 69.1mm | 22.0mm |
29号 | 70.1mm | 22.3mm |
30号 | 71.2mm | 22.7mm |
この他にJIS規格があり、
リングの内径(1周の長さ)を整数にして、号数とします。
JCSの1号が内径40.8mmなので、これを41号としています。
号数が1号増えるごとに、内径が約1mm大きくなります。
JCSよりも新しい規格ですが、あまり使われていません。
また、輸入ブランドだと、英米規格のサイズを使っているものもあります。